2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

最速!海外ミステリ先読みスニークプレビュー#11のお知らせ(執筆者・酒井貞道)

いよいよ師走ですね。お仕事をお持ちの方もそうでない方も、何かと忙しい季節です。クリスマスだ正月だと、様々なイベントも控えておりますしねえ。私なんかこれに加えて引越しですよ引越し。 しかしそんな中でも、海外ミステリ新刊は容赦なく出続けておりま…

第8回福島読書会開催!

第8回翻訳ミステリー福島読書会AtoZ 開催のご案内 (11月12日追記)おかげさまで満席となりました。キャンセル待ちをご希望の方は公式アドレスまでご連絡ください。 松田道弘『とりっくものがたり』ちくま文庫所収「新カー問答」より 「『夜歩く』はむりな…

翻訳ミステリー長屋かわら版・第51号

田口俊樹 三川基好という翻訳者がいました。大学の先生をしながら、ジム・トンプスンなんかを訳してました。 惜しいことに六年前に五十七歳で早世したのですが、私とは中学、高校、大学、さらには翻訳という仕事も一緒という関係で、ふたりといない私の友人…

二重のアクロバット〜アンドリュウ・ガーヴ『殺人者の湿地』(執筆者:ストラングル・成田)

殺人者の湿地 (論創海外ミステリ)作者: アンドリュウガーヴ,Andrew Garve,水野恵出版社/メーカー: 論創社発売日: 2013/09メディア: 単行本この商品を含むブログ (5件) を見る 論創海外ミステリがまたやってくれた。アンドリュウ・ガーヴの実に42年ぶり!の邦…

第四十七回はウィンストン・グレアムの巻(執筆者・三角和代)

前回担当月に、英国推理作家協会(CWA)賞の第1回はジョン・クリーシー賞(新人賞)もゴールド・ダガー(最優秀長編賞、当時の名称はクロスド・レッド・ヘリング賞)も未訳という話をしましたので、今回は最優秀長編賞、いってみましょう。『マーニイ』(…

『インフェルノ』への道(その3)(執筆者・越前敏弥)

「その1」はこちら 「その2」はこちら ダン・ブラウンのラングドン・シリーズ第4作『インフェルノ』の刊行まで、いよいよあと3日。連載「『インフェルノ』への道」はきょうが最終回となります。 KADOKAWAの公式サイトには、プロモーションムービーのほか…

【再掲】第五回翻訳ミステリー大賞一次投票のご案内

■翻訳ミステリー大賞とは何ですか? 2009年10月1日に設立された翻訳ミステリーの年間ベスト1を選ぶ賞です。 海外作品の原著者と日本の読者の架け橋となる翻訳家が選ぶ翻訳ミステリーという点を最大の特徴にしたいと考えております。 賞の正式名称:「翻訳…

第1回熊本読書会開催!【再掲】

熊本ミステリー読書会主催 第1回熊本読書会 この冬、延期しておりました熊本での読書会を開催いたします。 海外ミステリーに興味のある方のみならず、 多数の皆様のご参加をお待ちしております。 【主 催】 熊本ミステリー読書会 (Twitter @kumamotomystery…

第7回 郷愁は甘いムードのなかに(執筆者・佐竹裕)

11/22/63 上作者: スティーヴンキング,Stephen King,白石朗出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2013/09/13メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (113件) を見る11/22/63 下作者: スティーヴンキング,Stephen King,白石朗出版社/メーカー: 文藝春秋発売…

11/23(土) 第10回 最速!海外ミステリ先読みスニークプレビュー開催(執筆者・若林踏)

11月15日(金)に予定していた「ミステリ推スブラザーズの徹夜本招待席#1」、 都合により開催延期となってしまい、大変申し訳ございませんでした。 事前予約いただいた方、当日ご来場予定だった方には深くお詫び申し上げます。 今後の予定につきましては詳細決…

大人気SFの続篇はSFミステリの傑作だった!――『パラークシの記憶』(執筆者・北原尚彦)

パラークシの記憶 (河出文庫)作者: マイクル・コーニイ,山岸真出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2013/10/08メディア: 文庫この商品を含むブログ (26件) を見る 待ちに待っていた本が出た。本当に待っていた。何せ、マイクル・コーニイである。しかも本…

『インフェルノ』への道(その2)(執筆者・越前敏弥)

「その1」はこちら 警察官はしばしば、アホウドリの教えにしたがわなくてはならない――この愚かな鳥は、浜辺の人間たちの手や棍棒による破滅が待ち受けているのを知りながら、屈辱の死を迎える危険も辞さず、砂浜へ卵を産みにいく……。その点は警察官も同じで…

【再掲】第五回翻訳ミステリー大賞一次投票のご案内

■翻訳ミステリー大賞とは何ですか? 2009年10月1日に設立された翻訳ミステリーの年間ベスト1を選ぶ賞です。 海外作品の原著者と日本の読者の架け橋となる翻訳家が選ぶ翻訳ミステリーという点を最大の特徴にしたいと考えております。 賞の正式名称:「翻訳…

第1回熊本読書会開催!【再掲】

熊本ミステリー読書会主催 第1回熊本読書会 この冬、延期しておりました熊本での読書会を開催いたします。 海外ミステリーに興味のある方のみならず、 多数の皆様のご参加をお待ちしております。 【主 催】 熊本ミステリー読書会 (Twitter @kumamotomystery…

第9回 日本のミステリー小説の英訳状況(執筆者・松川良宏)

今回はやや趣向を変えて非英語圏のミステリー小説(日本の小説含む)が候補になり得る英語圏のミステリー賞を紹介しようと思ったのだが、それは次回にまわして、今回はまずその前提として日本のミステリー小説の英訳状況を紹介する。 2012年、東野圭吾の『容…

書評七福神の十月度ベスト発表!

書評七福神とは翻訳ミステリが好きでたまらない書評家七人のことなんである。 一ヶ月のご無沙汰でございました。今月も七福神をお届けします。10月は「このミス」などの年末ランキング投票期限とあって、各社自信作を送り込んできました。どのような作品に七…

『インフェルノ』への道(その1)(執筆者・越前敏弥)

ダン・ブラウンのラングドン・シリーズ第4弾『インフェルノ』が11月28日に刊行されるので、今月の月曜枠ではそれに向けての記事を3回書かせていただきます。題して〈インフェルノへの道〉。まだごく少数ながら、見本ができ、きのうの夜に紀伊國屋書店新宿…

第2回金沢読書会開催!【再掲・残席わずか】

(11月12日追記)おかげさまで満席となりました。キャンセル待ちをご希望の方は公式アドレス( kanazawa.dokusho@gmail.com )までご連絡ください。 第2回金沢読書会のご案内 8月下旬に第1回を終了した金沢読書会。ご好評につき(と信じて)、北陸の冬の雷…

第10回福岡読書会開催!【再掲】

第10回福岡翻訳ミステリー読書会を開催します (後援:翻訳ミステリー大賞シンジケート) 私は告知文を書こうとして気づいた。10回。ここまで続けられるとは。ベイビー、きみたちにキッスの雨を。前回の懇親会で、さあ次は何を取りあげようかと相談した。福…

東京創元社 11月の新刊

『フラテイの暗号』/Flateyjargata ヴィクトル・アルナル・インゴウルフソン(Viktor Arnar Ingolfsson)/北川和代・訳 創元推理文庫/定価1197円(税込)/11月20日/ISBN:978-4-488-19603-5 西アイスランドの美しいフィヨルド湾に浮かぶフラテイ島。そ…

13.11.15(金) 「読み出したら止まらない! 海外ミステリー マストリード100」刊行記念イベント(執筆:杉江松恋)

わーい。酒井貞道&若林踏両氏の結成したミステリ推スブラザースの「徹夜本招待席」イベント第1回ゲストに、私、杉江松恋がお招きいただきました。 内容はアレです。アレについて、存分に語れとのご用命。ふむふむ。読み出したら止まらない! 海外ミステリー …

TVを消して本を読め!第四十六回(執筆者・堺三保/挿絵・水玉螢之丞)

第46回 テロリストとCIAの攻防を、ひりひりするようなタッチで描く『ホームランド』 あいかわらず中東では戦乱の種は尽きまじといった様子だわ、世界中でテロは起こってるわで、ニュースを見るたびにげんなりしてしまう今日この頃ですが、そういう時代だから…

2013年10月度カンパ報告

以下の方からカンパをちょうだいしました。 心よりお礼申し上げます。 ヨダヨウさま 〈翻訳ミステリー大賞シンジケート〉への資金カンパにつきましては、こちらの記事をごらんください。 ――翻訳ミステリー大賞シンジケート事務局

第2回金沢読書会開催!

(11月12日追記)おかげさまで満席となりました。キャンセル待ちをご希望の方は公式アドレス( kanazawa.dokusho@gmail.com )までご連絡ください。 第2回金沢読書会のご案内 8月下旬に第1回を終了した金沢読書会。ご好評につき(と信じて)、北陸の冬の雷…

第4回読書探偵作文コンクール結果発表!

昨日、第4回読書探偵作文コンクールの最終結果が発表されました。結果と詳細なコメントがこちらに掲載されています。 読書探偵作文コンクールは、子供たちに翻訳書に親しんでもらうために、3年前に当シンジケートがはじめたコンクールです。今年から、独立…

第五回翻訳ミステリー大賞一次投票のご案内

■翻訳ミステリー大賞とは何ですか? 2009年10月1日に設立された翻訳ミステリーの年間ベスト1を選ぶ賞です。 海外作品の原著者と日本の読者の架け橋となる翻訳家が選ぶ翻訳ミステリーという点を最大の特徴にしたいと考えております。 賞の正式名称:「翻訳…