2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

こんな本を読んで、こんな本を訳してきた(その1)(執筆者・白石朗)

――しばらく会わないうちに、白髪増えましたね。あ、訳書も。 白石 いや、坂本教授の若白髪が羨ましかったからいいんだ……って、白髪はともかく、ジェフ・リンジーのシリーズ3作め『デクスター 夜の観察者』でちょうど百冊。原書1冊=訳書1冊で数えたら百冊…

【再掲】第2回翻訳ミステリー大賞授賞式&コンベンションのお知らせ その1

当サイトで2月27日付で「第二回翻訳ミステリー大賞二次投票要項・授賞式のご案内」としてお知らせした第2回翻訳ミステリー大賞授賞式&コンベンションの続報です! 来る4月2日(土)、場所は東京都文京区 鳳明館森川別館で、午後4時から一般公開の授…

早川書房 2月の新刊

『寅申の刻』/The Monkey and the Tiger ロバート・ファン・ヒューリック(著) /和爾 桃子(訳) ISBN:978-4-15-001844-3/刊行日:2011/02/04 定価1,365円(税込)/ハヤカワ・ミステリ ディー判事 最後の挨拶 長きにわたる犯科帳の最後を飾る2中篇 中…

武田ランダムハウスジャパン2月の新刊

バーベキューは命がけ ダイエット・クラブ4/Stiffs and Swine J・B・スタンリー(J.B.Stanley)/武藤崇恵訳 定価903円(税込)/刊行日: 2011年2月10日 ISBN: 978-4-270-10377-7バーベキューは命がけ ダイエット・クラブ4 (RHブックス・プラス)作者: …

扶桑社発のひとりごと 20110304(執筆者・扶桑社T)

第8回 さて、出版における海外と日本のちがいを見てきましたが、それ以外にも大きなちがいといえば、エージェント制度でしょうか。 文芸エージェントは、最近ではボイルドエッグズとそれにつづくアップルシード・エージェンシーの活躍などにより、日本でも…

第九回 『無実のI』

前回の『殺人のH』で、私は久しぶりにマイナス評価を下しました。キンジーにどこぞの少女漫画のような潜入捜査を行わせることで、シリーズのマンネリを打破しようとしたようだけど、それは人物描写、特に「悪役」の描き方が単調かつ薄っぺらいという作者グ…

アガサ・クリスティー攻略作戦 第四十六回(執筆者・霜月蒼)

第2回翻訳ミステリー大賞授賞式&コンベンションのお知らせ その1

当サイトで2月27日付で「第二回翻訳ミステリー大賞二次投票要項・授賞式のご案内」としてお知らせした第2回翻訳ミステリー大賞授賞式&コンベンションの続報です! 来る4月2日(土)、場所は東京都文京区 鳳明館森川別館で、午後4時から一般公開の授…

候補じゃないけどこれも読め!第6回『黒竜江から来た警部』(執筆者・鈴木恵)

黒竜江から来た警部 (RHブックス・プラス)作者: サイモンルイス,堀川志野舞出版社/メーカー: 武田ランダムハウスジャパン発売日: 2010/07/09メディア: 文庫 クリック: 6回この商品を含むブログ (12件) を見る ぼくが翻訳者として、読者のみなさんにお薦めし…