扶桑社発のひとりごと その2.2(執筆者・扶桑社(と))

 ジョー・ゴアズ『スペード&アーチャー探偵事務所』(木村二郎/訳、早川書房)が出版されましたね。
 この本には、ちょっとした経緯がありましたが、ともかく出てよかったです。

http://www.fusosha.co.jp/mysteryblog/2009/03/post_127.html

『マルタの鷹』(小鷹信光/訳)とならべて売ることができる老舗出版社さんですから、望ましい形ですよね。
 おなじ小鷹信光氏の新訳『デイン家の呪い』があり、それにあわせた「ミステリマガジン」の特集もありで、時ならぬハメット・ブームということでしょうか。

 ところで、ドイツ・フランクフルト市内には映画博物館があり、ブックフェアのついでに立ち寄ったのですが、そこでいきなり「スペード&アーチャー探偵事務所」に入りこんでしまったときには、びっくりしました。
 映画版『マルタの鷹』のセットを再現したコーナーがあるのです。
 サンフランシスコの街を見わたせる、いい物件です。

 扶桑社(と)

スペード&アーチャー探偵事務所 (ハヤカワ・ノヴェルズ)

スペード&アーチャー探偵事務所 (ハヤカワ・ノヴェルズ)

マルタの鷹 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

マルタの鷹 (ハヤカワ・ミステリ文庫)