14.8.22(金) 杉江松恋の「君にも見えるガイブンの星」#20 カート・ヴォネガット特集(執筆者:杉江松恋)

「君にも見えるガイブンの星(ガイブン酒場改め)」とは、本来はミステリー・プロパーの読者である杉江が、世界のさまざまな文学を読むことに挑戦してみたいと考えて始めたイベントです。その月以降に出る外国文学を早読みし一足先に内容をご紹介するという趣旨で、河出書房新社、新潮社、白水社早川書房の各社にご協力いただいて開催をしております。心強いイベント・パートナーは、書評家の倉本さおりさん。2人してうんうん唸りながら山と積まれた本を読んでいます。


 本年6月から、新刊紹介と作家特集を分けて隔月開催としました。作家特集の第2回目となる8月は、単行本未収録作を集めた短編集『はい、チーズ』が刊行されたカート・ヴォネガットを取り上げます。今回のゲストは、同書の翻訳者である大森望さん。えーと、間違っていたらごめんなさい。ヴォネガットの小説の新刊を、故・浅倉久志以外が一冊丸々訳したのは、1973年に伊藤典夫が『スローターハウス5』(ハヤカワ文庫SF)、池澤夏樹が『母なる夜』(現・白水社uブックス)を手がけて以来ではないでしょうか(新訳では、1987年に飛田茂雄が『母なる夜』を手がけています)。エッセイ集などは別の翻訳者が担当していますが。だとすれば、約40年ぶりに新しいヴォネガット訳者が誕生したことになります。

はい、チーズ

はい、チーズ


 トークはその大森さんに、なぜヴォネガットの世界に魅了されたのか、というなれそめから、大森望おすすめセレクションまで、ヴォネガット世界の全貌を展望する形でお送りします。どのように作家の肖像が描き出されますことか。どうぞお楽しみに。


[日時] 2014年8月22日(金) 開場・19:00 開始・19:30


[会場] Live Wire Cafe(Biri-Biri酒場改め)
     東京都新宿区新宿5丁目11-23 八千代ビル2F (Googleマップ
    ・都営新宿線「新宿3丁目」駅 C6〜8出口から徒歩5分
    ・丸ノ内線副都心線「新宿3丁目」駅 B2出口から徒歩8分
    ・JR線「新宿」駅 東口から徒歩12分


[料金] 1500円 (当日券500円up)



※領収書をご希望の方は、オプションの「領収書」の項目を「発行する」に変更してお申し込みください。当日会場で発行いたします。


 ご予約はこのサイトからお願いします。


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