SRの会による2009年度のベスト・ミステリ発表
ミステリ愛好者の会である「SRの会」による
2009年度のベスト・ミステリの投票が行なわれ、
会誌《SRマンスリー》4月号(369号)にその結果が発表された。
対象となったのは、2009年1月1日から12月末日までに日本国内で刊行された国内外のミステリである。
ベスト10は国内外、それぞれに分かれて投票された。
翻訳ミステリ(38名投票、6票以上有効)の結果は以下の通り。
*タイトルの横の数字は会員が10点満点でつけた平均点、()カッコ内の数字は投票数。
1位 『ミレニアム3』 7.71(7)
スティーグ・ラーソン/ヘレンハルメ美穂, 岩澤雅利訳/早川書房
2位 『ミレニアム2』 7.70(10)
スティーグ・ラーソン/ヘレンハルメ美穂, 山田美明訳/早川書房
3位 『検死審問ふたたび』 7.59(22)
パーシヴァル・ワイルド/越前敏弥訳/創元推理文庫
4位 『死せる案山子の冒険』 7.45(22)
エラリー・クイーン/飯城勇三訳/論創社
5位 『災厄の紳士』 7.31(26)
D・M・ディヴァイン/中村有希訳/創元推理文庫
6位 『二壜の調味料』 7.30(20)
ロード・ダンセイニ/小林晋訳/ハヤカワ・ミステリ
7位 『荒野のホームズ、西へ行く』 7.29(7)
スティーヴ・ホッケンスミス/日暮雅通訳/ハヤカワ・ミステリ
8位 『サム・ホーソンの事件簿VI』 7.25(20)
エドワード・D・ホック/木村二郎訳/創元推理文庫
9位 『ソウル・コレクター』 7.22(9)
ジェフリー・ディーヴァー/池田真紀子訳/文藝春秋
10位 『騙し絵』 7.00(16)
マルセル・ラントーム/平岡敦訳/創元推理文庫