2014-06-24から1日間の記事一覧

第五十四回はブラッド・スミスの巻(執筆者・片山奈緒美)

はじめての単行本の訳書が出てまもなくのことだ。たぶん2002年の年末だったと思う。当時、札幌に住んでいたわたしは、市内の翻訳学校の忘年会におよばれした。まだ新しいその学校で翻訳を学ぶ人たちに、プロになった経験談を話してあげてほしいと言われて出…