【再掲】第17回福島読書会のお知らせ

 
「翻訳ミステリーのABCからXYZまで」を課題書選定テーマに、2012年2月26日『ABC殺人事件』でスタートした翻訳ミステリー福島読書会も回を重ねて16回目、ゴールまでの最終コーナーを廻りました。残るアルファベットは「U」「W」「X」「Y」「Z」。
 今回は開催日にふさわしい「X」に関する名作で読書会を開催致します。年末のなにかとご多様な折とは存じますが、同好の士の参加を心よりお待ちしております。


クリスマスに少女は還る (創元推理文庫)

クリスマスに少女は還る (創元推理文庫)


 今回の課題書について、「書評七福神」川出正樹さんは「超絶技巧のプロットと幻想感を漂わせながらうねり脈打つ文章が、読む者の心をとらえて放さない」と語り、同じ「七福神」の千街晶之さんをして「邦題のつけ方もお見事」といわしめたタイトルは版元の東京創元社現社長自らが決めたもの、さらに内容紹介では「一読するや衝撃と感動が走り、再読しては巧緻を極めたプットに唸る。では、新鋭が放つ超絶の問題作をどうぞ!」とあおりにあおり、翻訳した務台夏子さんは「結末の意外さと、それがもたらす感動という点では、この作品をしのぐものはめったにないと思う」「すべての謎が解き明かされるラスト40ページは、心を揺さぶられるシーンの連続となる」とつづり、'99年の『このミステリーがすごい!』海外編で第6位、デンマーク推理作家アカデミーのパレ・ローゼンクランツ賞も受賞、翻訳家の上條ひろみさんは文藝春秋『東西ミステリーベスト100』への投票で8位に選出、本サイト連載の「必読!ミステリー塾」(完結の暁には単行本出版を熱烈希望)のおふたり、加藤篁さんと畠山志津佳さんの間で何やら「事件」が巻き起こったいわくつきの作品で、2011年福岡と2014年東東京でそれぞれ課題書に選ばれたこともある、巻末の映画に関する注には〈フリークス〉〈アッシャー家の末裔〉〈ボディ・スナッチャー〉なんていう作品が並ぶ、今回の読書会の開催日にふさわしい作品です。
(以上、出典はすべて本サイト。どこに掲載されているのか、ぜひ探してみてください)



日時:2016年12月25日(日)14:00開場 受付14:15 14:30〜16:30


場所福島県郡山市 JR郡山駅西口 ビッグアイ7階第2和室


課題書創元推理文庫『クリスマスに少女は還る』キャロル・オコンネル 務台夏子訳
*各自ご用意のうえ、当日までに必ず読了のうえご参加ください。
*当日の自己紹介で「今年読んだ翻訳作品でいちばん面白かったもの」を、簡単なコメント付きで発表してください。


定員:12名


参加費:500円 学生無料


*福島読書会ではデスティネーションキャンペーンを継続中。
 今回も、12月に開催される翻訳ミステリー大賞シンジケート後援の翻訳ミステリー読書会に参加された方を対象に、福島読書会の参加費を無料と致します。
 お申込みのさいに「12月は○○へ参加」とお書き添えください。


申込方法
◎専用アカウント(nazotoki2013@mail.goo.ne.jp)までメールでお申し込みください。タイムスケジュールなどのお問い合わせもこちらまで。また、ツイッターアカウント@nazotoki2012でも受け付けております。


◎件名を「福島deクリスマス読書会」とし、メール本文にお名前ご連絡先電話番号をご記入ください。


◎先着順で受け付け、定員に達した段階で締め切らせていただきます。ご了承ください。


◎終了後は食事会を予定しています。自由参加、別会費です。


◎読書会の追加情報に関しては公式ブログにてお知らせいたします。


主催:翻訳ミステリー福島読書会AtoZ
後援:翻訳ミステリー大賞シンジケート

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