第5回多摩南読書会開催!

おかげさまで満席となりました。キャンセル待ちを希望される方は tamananreading@gmail.com までご連絡ください。(3月13日追記)
 
こんにちは、たまなん(多摩南)読書会です。妙に暖かかったり雪が降るほど寒かったりと体には地味にきついこの冬、風邪など引かずに元気に読書にいそしんでおられますでしょうか?


2016年初のたまなん読書会は、「よい翻訳書を手がける小さな出版社さん応援企画」第2回として、群像社さんの本を取り上げます。群像社さんはロシア文学・文化関連の書籍の出版を手がけておられ、スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチのノーベル文学賞受賞にまつわる一件で、その名をお聞き及びの方も多いのではないでしょうか。同社の恐ろしく魅力的な図書目録(群像社さんのサイトから拝見できます)から、今回はミハイル・ゾーシチェンコ著『俺の職歴 ゾーシチェンコ作品集』を選んでみました。


俺の職歴―作品集 (群像社ライブラリー)

俺の職歴―作品集 (群像社ライブラリー)


ロシアが革命を経てソビエト社会主義共和国連邦になるのが1922年。レーニンが倒れ、スターリンボルシェビキソビエト共産党の前身)の実験を握るのが1924年。その後、共産党幹部で人気のあったキーロフの暗殺を契機に、政界のライバルであるトロツキーとその一派をスターリンが抹殺し、大粛清時代が始まります(そして40年代には、著者ゾーシチェンコも当局による芸術文化統制「ジダーノフ批判」の犠牲となります)。社会主義国になってわずか数年、皇帝による統治の時代がまだ人々の記憶に残る1920〜30年代に、庶民はどんな暮らしをしていたのか。23編の物語から、彼らの生活を垣間見ることができます。


ロシアの作家といえばトルストイドストエフスキーソルジェニーツィンなどの名とともに、観念的なテーマをいただく大長編の数々が思い浮かびますが(そして「こりゃ手ごわい・・・・・・」とびびってしまうことも少なくないのですが)、社会主義リアリズムの一歩手前で書かれた小品群から、ロシア文学の世界をご一緒にのぞいてみませんか? 


ロシア文学はからっきしの世話人、今回も素晴らしい助っ人をお呼びしております。課題書の版元である群像社代表取締役、島田進矢さんをお迎えしての読書会、ぜひぜひお運びくださいませ! 物販もあるかもしれませんよ〜。

日 時:2016年3月26日(土)15:00-17:00
   (会場受付は14:45から)
場 所:JR/小田急 町田駅近くの会議室
   (詳細はお申し込みの方に別途メールにてご案内いたします)
課題書:『俺の職歴 ゾーシチェンコ作品集』ミハイル・ゾーシチェンコ著
    ロシア文学翻訳グループ クーチカ 訳(群像社
定 員:10名(初参加者優先枠あり)
参加費:1000円
   (飲み物等はつきません。会場には飲料の自販機がございます)


*読書会後に二次会を予定しております(17:30ごろから別会費4000円程度にて)。


【お申し込み方法】


多摩南読書会専用アカウント tamananreading@gmail.com にメール(件名:「多摩南読書会 3/26」)でお申し込みください。


………………申し込みフォーム………………
「多摩南読書会 3/26」に参加します

お名前:
ご連絡先電話番号:
ご連絡先メールアドレス:
種別1: 一般 / 学生
種別2: リピーター / 初参加
2次会: 参加する / 参加しない
……………………………………………………


*「種別」と「2次会」はあてはまるほうを残してメールをお送りください。
*ハンドルネームでのお申し込みはご遠慮願います。
*申し込み後、ご都合により欠席される場合は、事前にご連絡くださるようお願いいたします。キャンセル待ちのかたがいらっしゃること、2次会のキャンセル料が発生することにご配慮いただければと思います。
*今回事前連絡なしで当日欠席され、次回の読書会に参加申し込みをされた場合は「キャンセル待ちのお申し込み」として扱わせていただきます。


【受付について】


2月22日(月)10:00から先着順で受け付け、定員に達した段階で締め切らせていただき、以降はキャンセル待ちを受け付けます。
尚、多摩南読書会に初めて参加されるかたがお申し込みなさりやすいよう2人分の「初参加者優先枠」を設けます。
3月11日(金)までに「初参加者優先枠」が埋まらない場合は、キャンセル待ちをされているリピーターのかたに座席のご案内をいたします。


みなさまのご参加をお待ちしております!


☆多摩南読書会世話人
片山奈緒美(ツイッターアカウント @naolynne
遠藤裕子(ツイッターアカウント @azusa101