第8回横浜読書会のお知らせ


おかげさまで満席になりましたので、募集を締め切ります。 キャンセル待ちを希望される方は ykhma.rg@gmail.com までご連絡ください。


埼玉、千葉、西東京に続き、横浜でも7月に読書会を開催します。
今回は英国ミステリー界の重鎮、クリスチアナ・ブランドの登場です。


肝心の課題書はというと……。


超絶トリックが炸裂する『はなれわざ』
今年刊行された著者の最後の長編『領主館の花嫁たち』


……う〜ん。どちらも捨てがたいけど、やっぱこれでしょう!
ということで、今回はブランドを代表する短編集『招かれざる客たちのビュッフェ』を取り上げます。


招かれざる客たちのビュッフェ (創元推理文庫)

招かれざる客たちのビュッフェ (創元推理文庫)


この短編集は、シリーズ探偵であるコックリル警部が活躍するお話あり、倒叙モノあり、ひねりが効いたミステリあり、ブラックユーモアあり……と、多彩な顔を持っています。
そこで『招かれざる客たちのビュッフェ』(舌を噛みそうなので以下、『ビュッフェ』)のステキなポイントをいくつかご紹介します。


『ビュッフェ』のココがステキ その1


『ビュッフェ』の短編は章ごとにまとめられているのですが、各章にはこんな副題が付けられています。


【コックリル・カクテル】
【アントレ】
【口なおしの一品】
【プチ・フール】
【ブラック・コーヒー】


そうです。
コース料理のように食前酒から始まり、デザート、食後のコーヒーで終わる。
なんとも洒落ている構成ではございませんか!


『ビュッフェ』のココがステキ その2


そして何と言っても、『ビュッフェ』には名短編ジェミニー・クリケット事件」が収められています。


ジェミニー・クリケット事件」とは、老人がとある密室殺人事件の謎を解いていく、手に汗握る推理ゲームを描いたお話。「オッ!」と驚く結末が待っています。


読書会の後半では、このジェミニー・クリケット事件」をテーマに語り合う時間を設けたいと考えています。収録作の人気投票なんかもやりたいですね。


また今回は、ゲストをお迎えする予定です。
そのゲストとは、書評家・松浦正人さんです。
松浦さんは元東京創元社の編集者で、『ビュッフェ』の編集を担当された方。
当時の裏話をはじめ、ブランドのあんなことやこんなことをお話していただく予定です。
加えて、当日はもう1人のゲストが……?


つきましては下記参加要項をご覧のうえ、お気軽にお申し込みください。
みなさまのご参加をお待ちしております。


ファンの方も初めて読むという方も、ブランドが腕をふるった料理を堪能しましょう!


第8回横浜読書会「招かれざる客たちのビュッフェ」

日時:7月12日(土)16時30分〜2時間程度を予定

会場:JR横浜駅近辺の公共施設
※詳細は参加される方に別途ご連絡します。

定員:20名

参加費:社会人1000円、学生500円(当日、受付でお支払い願います)
※読書会終了後、懇親会の予定あり(参加費別途)

課題書:『招かれざる客たちのビュッフェ』
クリスチアナ・ブランド著、深町眞理子他訳(創元推理文庫
※課題本は各自でご用意のうえ、当日までにお読みください

◎申し込み方法
・先着順で受付いたします。参加されるかたは横浜読書会専用アカウント ykhma.rg@gmail.com にメールでお申し込みください。
・件名に【横浜読書会8】、メール本文に
「お名前」
「ご連絡先電話番号(携帯電話も可)」
「懇親会への参加可否」
を入力してください。
・定員に達しましたら、応募受付を締め切らせていただきます。
・ご不明な点は ykhma.rg@gmail.com までお問い合わせください。


横浜翻訳ミステリー読書会運営 岡本真吾
後援 翻訳ミステリー大賞シンジケート

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