ガイブン酒場第二期のお知らせ(執筆者:杉江松恋)

 こんばんは。朝に引き続き杉江松恋です。
 1年間にわたりお届けしておりました「ガイブン酒場」は、前回を持ちましてめでたく12回、一周年を迎えました。
 そこでタイトルをリニューアルし、次回からは「君にも見えるガイブンの☆(ほし)」として、みなさまとともにガイブン読みを目指すイベントとして継続していきたいと思っております。
 第二期スタートとなる次回は、まだ全作品のタイトルが未定ですが、以下の内容を予定しております。


1)2013年のガイブン総ざらえ
 当イベントでとりあげた作品を振り返り、改めてブックガイドをお届けしようと考えています(方式未定)。
 ちなみに過去のリストは以下のとおり。


 こうして見ると、結構な難敵と闘ってきたと思うんです。


第1回
ミレーナ・アグス『祖母の手帖』(新潮社)
ジョー・ブレイナード『僕は知っている』(白水社
ロレンス・ダレルアヴィニョン五重奏 第1巻 ムッシューあるいは闇の君主』(河出書房新社


第2回
デイヴィッド・ミッチェルクラウド・アトラス』(新潮社)
ジョナサン・フランゼン『フリーダム』(早川書房


第3回
ジェニファー・ユージェニデス『マリッジ・プロット』(早川書房
ジョイス・キャロル・オーツ『とうもろこしの乙女 あるいは7つの悪夢』(河出書房新社
アルベルト・ルイ=サンチェス『空気の名前』(白水社


第4回
ロン・カリー・ジュニア『神は死んだ』(白水社
ベルハルト・シュリンク『夏の嘘』(新潮社)
アイザック・パシェヴィス・シンガー『不浄の血』(河出書房新社


第5回
イーディス・パールマン『双眼鏡からの眺め』(早川書房
ネイサン・イングランダー『アンネ・フランクについて語るときに僕たちの語ること』(新潮社)
マックス・バリー『機械男』(文藝春秋
〈作家特集〉第0回
トーヴェ・ヤンソン


第6回
パトリック・デウィット『シスターズ・ブラザーズ』(早川書房
〈作家特集〉第1回
リチャード・パワーズ『幸福の遺伝子』(新潮社)


第7回
コラム・マッキャン『世界を回せ』(河出書房新社
ローラン・ビネ『HHhH』(東京創元社
ハリー・マシューズ『シガレット』(白水社
〈作家特集〉第2回
ドン・デリーロ『天使エスメラルダ』(新潮社)


第8回
ベティナ・ガッパ『イースタリーのエレジー』(新潮社)
ステファノ・ベンニ『海底バール』(河出書房新社
〈作家特集〉第3回
コーマック・マッカーシー『チャイルド・オヴ・ゴッド』(早川書房


第9回
マーク・ボジャノウスキ『ドッグ・ファイター』(河出書房新社
リュミドラ・ペトルシェフスカヤ『私のいた場所』(河出書房新社
ポーラ・マクレイン『ヘミングウェイの妻』(新潮社)
〈作家特集〉第4回
ジャック・ケルアック『トリステッサ』(河出書房新社


第10回
ジュノ・ディアス『こうしてお前は彼女にフラれる』(新潮社)
松家仁之編『美しい子ども』(新潮社)
アレハンドロ・サンブラ『盆栽/木々の私生活』(白水社
アンドリュー・カウフマン『銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件』(東京創元社
〈作家特集〉第5回
ウラジーミル・ソローキン『親衛隊士の日』(河出書房新社


第11回
コーマック・マッカーシー『悪の法則』(早川書房
パオロ・ジョルダーノ『兵士たちの肉体』(早川書房
アントニオ・タブッキ『いつも手遅れ』(河出書房新社
ランサム・リグズ『ハヤブサが守る家』(東京創元社
〈作家特集〉第6回
ミュリエル・スパーク『バン、バン! はい死んだ』(河出書房新社


第12回
ケヴィン・パワーズ『イエロー・バード』(早川書房
チャド・ハーバック『守備の極意』(早川書房
〈作家特集〉第7回
ジョン・アーヴィング『ひとりの体で』(新潮社)


2)作家特集はジョン・バンヴィル
 新潮社さんから新作が出たばかりのアイルランド作家、バンヴィルの邦訳作品総レビューをお届けします。

いにしえの光 (新潮クレスト・ブックス)

いにしえの光 (新潮クレスト・ブックス)


 もちろんこれ以外にも新刊のご紹介を致します。待て、次報!


[日時] 2013年12月20日(金) 開場・19:00 開始・19:30

[出演] 杉江松恋(ライター・書評家)

[会場] Live Wire Biri-Biri酒場 新宿
     東京都新宿区新宿5丁目11-23 八千代ビル2F (Googleマップ
    ・都営新宿線「新宿3丁目」駅 C6〜8出口から徒歩5分
    ・丸ノ内線副都心線「新宿3丁目」駅 B2出口から徒歩8分
    ・JR線「新宿」駅 東口から徒歩12分


[料金] 1000円 (当日券200円up)

詳細・ご予約はこちらにお願いします。