第1回金沢読書会開催!

    
第1回金沢読書会のご案内
       
 北陸にお住まいのみなさま、お待たせしました。長〜い助走を経て、ようやっと金沢読書会の開催に漕ぎつけました。のんびりまったりつづけていけたらと思っております。


 初回の課題書は――スティーヴ・ハミルトンの『氷の闇を越えて』A Cold Day in Paradise (1998)。
 昨年の翻訳ミステリー・ランキングを席巻した、ご存じ『解錠師』の作者のデビュー作にあたり、MWA(アメリカ探偵作家クラブ)とPWA(アメリカ私立探偵作家クラブ)の両賞で最優秀処女長編賞に輝いた秀作です。入手困難となっていたこの書籍が、装いも新たに復活したのを記念してセレクトしました。

氷の闇を越えて〔新版〕 ハヤカワ・ミステリ文庫

氷の闇を越えて〔新版〕 ハヤカワ・ミステリ文庫

〝巻き込まれ型探偵〟(なんじゃそれ? とお思いのかた、読めばわかります)アレックス・マクナイトを主人公としたシリーズもので、第2作『ウルフ・ムーンの夜』、第3作『狩りの風よ吹け』までが翻訳紹介されていますが、本国アメリカでは今月なんと、10作目が刊行されました。


 このシリーズ、そしてこの作家の原点である『氷の闇を越えて』の魅力については、訳者の越前敏弥氏が当サイトに寄せたこのエッセイをご一読いただくのがいちばんでしょう。

【会心の訳文・第一回】


 で、こう来れば当然、当地金沢の出身者でもある越前氏をゲストにお招きしないわけにはまいりません。さらに、翌25日には福島でも、当シンジケート後援の『解錠師』読書会が開催されます(当サイトでは近日告知。越前氏はそちらにも連続でゲスト参加!)。
 この〈プチ・ハミルトン祭り〉のささやかなコラボ企画として、金沢・福島どちらの参加者さまにも、ハミルトンの全邦訳作品を紹介した共通レジュメをお配りする予定です。


 金沢は土曜日午後の開催ですから、北陸三県のかたはもちろん、遠方のかたも小旅行がてらにぜひお越しを。参加費無料です!


日時:2013年8月24日(土)14:30〜16:30
場所:金沢市内の公立図書館(詳細はご参加のかたに別途ご案内します)
課題図書:『氷の闇を越えて』(ティーヴ・ハミルトン/越前敏弥訳/ハヤカワ・ミステリ文庫)
     *各自ご用意のうえ、当日までにお読みください。
      新装版、旧版、電子版のいずれでも可。
定員:15名
参加費:無料(今回は公共図書館利用につき全員無料です)

申込方法:
 ◎専用アカウント(kanazawa.dokusho@gmail.com)までメールでお申し込みください。
 ◎件名を「金沢読書会1」とし、メール本文にお名前(本名または著訳書のペンネーム、ハンドルネーム不可)とご連絡先電話番号をお書きください。
 ◎終了後は場所を移動して懇親会をおこないます(会費別途)。こちらへの参加もご希望のかたは、その旨お書き添えください。
 ◎先着順で受け付け、定員に達した段階で締め切らせていただきます。ご了承ください。


金沢翻訳ミステリー読書会世話人北田 絵里子ツイッターアカウント@erk_ktd

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氷の闇を越えて〔新版〕 ハヤカワ・ミステリ文庫

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ウルフ・ムーンの夜 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

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狩りの風よ吹け (ハヤカワ・ミステリ文庫)

狩りの風よ吹け (ハヤカワ・ミステリ文庫)

解錠師 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

解錠師 (ハヤカワ・ミステリ文庫)