第１３回 せんだい読書会開催！（シンジケート後援第５回）

第１３回　せんだい探偵小説お茶会主催（翻訳ミステリー大賞シンジケート後援）
ジル・チャーチル『ゴミと罰』（創元推理文庫）読書会

ゴミと罰 (創元推理文庫 (275‐1))

国内と翻訳を交互に開催しているのに、前回も今回も翻訳物！？
という声もあろうかと思いますが、前回は翻訳物と国内物のダブル開催だったので、OKなんです！

それでは、今回のホストからの紹介文を掲載させていただきます。

＜ホストからの紹介文＞

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おや？いつも本格な正統派なイギリスな雰囲気のせんだい探偵小説お茶会がなんだか雰囲気違うんじゃないの？と思われた方！さすがです！
ホスト制採用のせんだい探偵小説お茶会は、かように様々な視点から課題書を選ぶことができるのがよいところなのです！（←ごめんなさいそ う言ってみたかっただけです。単に私の選択肢の中から選んだのでした）

知っているけどそれ読んだことないなあ、という課題書にしよう、とは思ったんです。
かつてコージーミステリがざくざく翻訳出版されていた頃、おそらく最初に手にしていまだに本当に面白いなあ好きだなあと思っているシリー ズの、第一作目です。
いつも文芸作品を絶妙にパロディとして使ったタイトルが目を引く本シリーズ、書店や図書館などで見たことはある、という方も多いのではな いでしょうか？『ゴミと罰』『毛糸よさらば』『死の拙文』『クラスの動物園』……最新翻訳作は2013年９月刊行の『八方破れの家』１３ 作目です。未訳があと三作、楽しみです。

三人の子育てと主婦業に毎日大忙しのジェーンが、近所で起こった殺人事件に首をつっこんでいきます。生意気な口をきくようになった年頃の 子どもたち、大親友シェリイをはじめとするご近所さんたち、市警の刑事さんたちとの会話、会話。この作品、テンポよい会話がとても魅力 的。そしてアメリカの日常生活ってこういうんだ！といろいろ感心してしまうことしきり。子どもたちの登校送迎当番とか、一品持ちよりのご 近所会合とか、やっぱり似て非なるものですね。

あれ、でもせんだい探偵小説お茶会って今年は“色”がテーマなんだよね？もしかしてゴミ色ってこと？……いえいえ、多少悩んだのは事実で すが、ゴミ色ではございません。ジェーンがお話の冒頭から悩まされつづけるとあるお料理の色、キャロットオレンジですよ！ビタミンカラー に象徴される、元気な会話に溢れた本作を、是非ご一緒にご賞味ください！

ホスト：マダム・リー

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開催日　　：２０１４年５月２５日（日）
場所　　　：戦災復興記念館　５階第３会議室
　　　　　　　（青葉区大町２丁目１２番１号）
時間　　　：１５時３０分〜１７時３０分
定員　　　：１６名
課題図書：ジル・チャーチル『ゴミと罰』（創元推理文庫）
参加費　 ：一般　５００円　　学生　無料
参加方法：氏名・連絡先を明記のうえ、sendai.mystery@gmail.comま でご連絡いただくか、
　　　　　　　Twitterにて@sendaimysteryまでリプライまたはDMを送ってください。

読書会終了後に懇親会を予定しておりますので、お時間に余裕のある方は
是非ご参加を検討ください。（別会費、自由参加です）

せんだい探偵小説お茶会のホームページにも案内を掲載しておりますので
そちらの方も、併せてご覧ください。
（http://sendai-mystery.com）

各地読書会カレンダー

これまでの読書会ニュースはこちら

ゴミと罰 (創元推理文庫 (275‐1))

毛糸よさらば (創元推理文庫)

死の拙文 (創元推理文庫)

クラスの動物園 (創元推理文庫)

八方破れの家 (創元推理文庫)

最新海外ミステリーニュース20140426（執筆者・木村二郎）

2014 CWC Arthur Ellis Award Nominees Announced
（アーサー・エリス賞候補作発表）

The Crime Writers of Canada has announced the nominees for the 2014 Arthur Ellis as follows:

Best Novel
John Brooke, Walls of a Mind, Signature Editions
Seán Haldane, The Devil's Making, Stone Flower Press
Lee Lamothe, Presto Variations, Dundurn
Howard Shrier, Miss Montreal, Vintage Canada
Simone St. James, An Inquiry into Love and Death, Penguin Books

Best First Novel
E.R. Brown, Almost Criminal, Dundurn
A.S.A. Harrison, The Silent Wife, Penguin Books Canada
（当ブログでの紹介記事はこちら→http://d.hatena.ne.jp/honyakumystery/20131226/1388018368）
Axel Howerton, Hot Sinatra, Evolved Publishing
J. Kent Messum, Bait, Penguin Canada
S.G. Wong, Die on Your Feet, Carina Press

Best Novella
Melodie Campbell, The Goddaughter's Revenge, Orca Books
Brenda Chapman, My Sister's Keeper, Grassroots Press
James Heneghan, A Woman Scorned, Orca Books

Best Short Story
Donna Carrick, Watermelon Weekend, Thirteen, Carrick Publishing
Jas. R. Petrin, Under Cap Ste. Claire, Alfred Hitchcock's Mystery Magazine, October 2013
Twist Phelan, Footprints in Water, Ellery Queen's Mystery Magazine, July 2013
Sylvia Maultash Warsh, The Emerald Skull, Thirteen, Carrick Publishing
Sam Wiebe, The Third Echo, Girl Trouble: Malfeasance Occasional, MacMillan/St Martin's Press

Best Book in French
Chrystine Brouillet, Saccages, La courte échelle
Jacques Cote, Et a l'heure de votre mort, editions Alire
Maureen Martineau, L'enfant promis, La courte échelle
Jacques Savoie, Le fils emprunte, Editions Libre Expression

Best Juvenile/YA
Karen Autio, Sabotage, Sono Nis Press
Gail Gallant, Apparition, Doubleday Canada
Elizabeth MacLeod, Bones Never Lie: How Forensics Helps Solve History's Mysteries, Annick Press
Ted Staunton, Who I'm Not, Orca Books

Unhanged Arthur
L.J. Gordon, Death at the Iron House Lodge
Rachel Greenaway, Cold Girl
Charlotte Morganti, The Snow Job
Kristina Stanley, Descent
Kevin Thornton, Coiled

The 2014 winners will be announced at the Arthur Ellis Awards gala dinner on Thursday, June 5, at the Arts & Letters Club in downtown Toronto.
（受賞作は６月５日に発表される）