2012-04-13から1日間の記事一覧

戦時下が舞台。でも現代に通じる少年の旅――『海辺の王国』再読(執筆者・ないとうふみこ)

何年ものあいだひとつの場面がくっきりと脳裏に焼きついて、折々に思い出される本というのがあります。わたしにとっては、ロバート・ウェストールの『海辺の王国』がそんな1冊。でもなぜかその場面だけが印象に残りすぎて、前後があやふやだったので、久し…