第4回ネタバレ円卓会議開催のお知らせ(執筆者:ゆいー、吉田)

 
 みなさま、こんにちは。わたくし、生まれながらの翻訳もん好き(=ホンヤクモンスキー)のゆいーと申します。普段からホンヤクモンスキーを冠して、海外文学の普及に貢献するべく微力ながらTwitter(アカウント @unyue )、FacebookGoogle+などで発信を続けている市井の読書好きです。同好の士とともに『ホンヤクモンスキーの憂鬱』というブログもやっています。
 
 今回、ありがたくも機会を与えて頂き、若き円卓の騎士よしだくんとともに【ネタバレ円卓会議】のことについてお話ししたいと思います。
 
【ネタバレ円卓会議】って何? と思われる事でしょう… 馬鹿っぽいとお思いでしょうが、この名前には深い理由があるのです。
 
 そもそもの始まりは、昨年の夏、キング御大の久し振りの超大作アンダー・ザ・ドームを語り尽くしたい激情に駆られた有志によってはじまった読書好きによるお話会… それが発展したのが【ネタバレ円卓会議】です。
 
・円卓に集い、談論風発、云いたい事を云いたいだけ。
・どんなネタバレも思いのままに、構えず、恐れず、放言もおかまいなし。
・ルール無用、リーダーなしの無法地帯。
 
 …なんて云うのはちょっと大袈裟なのですが、わざわざ【円卓会議】なんぞと訳の分からない名前を標榜しているのにはわたくしの読書好きとしての思いが込められているのです。
 
「読書会」と銘打ってしまうとどうしても「課題本を読み込んで研究し、それなりの問題点を発見の上、皆の前で理路整然と発表しなければならないのでは?」的な強迫観念に駆られてしまい「オレにはそんな事できない!」と尻込みしがちになってしまいませんか? 私を含め、一般の【読書好き】にとって「読書会」って、まだまだちょっとハードルの高いイメージがあるのです。もちろん、自分で勝手にハードルを上げてしまっているだけなのですが、その思い込みの結果、せっかくの貴重な交流の場なのに足が遠のいてしまっているという一面はないでしょうか。それってとても勿体ないことですよね。
 
 ならば、どうしたらいいか。
 単純に「読書会」って云わなければいいのでは…
 それじゃ、なんて云う?
 皆で楽しく円卓を囲んで喋ろうってことで【円卓会議】はどうだろう。
 
 如何ですか? 俄に楽しくなって来ましたね!
 
【円卓会議】の名付け親として、この会の理想形として考えているのは…
 形式張らない自由な発言の場である事。喋りたい人は喋り、喋りたくない場合は黙っていてもOKで、幹事は会合の場所と時間と会費と二次会の心配だけがマスト。やりたい事はやりたい人がこれやるよと声を掛ければ良く、何か用意したい人は自主的に用意して、何も用意したくなければ何も要らない。ただ、自分なりにきちんと課題本を消化しておくだけで、身ひとつで気軽に参加出来る場所。
 
 色々と書いて来ましたが、結局の所、読んだ本について楽しくフレンドリーにぶっちゃけでネタバレ話をしたら面白いよね! これに尽きるのです。
 
 これまでに行われた【円卓会議】は3回。スティーヴン・キングアンダー・ザ・ドーム、A・ルースルンド/B・ヘルストレムの『死刑囚』ジョー・ヒル『ホーンズ 角』を取り上げて来ました。特に3回目に行った『ホーンズ 角』の時には場外乱闘まではじまって非常なる盛り上がりを見せました。そして、今回、11月3日(文化の日)に4回目の円卓会議を予定しております。
 
 素材は『キャリー』
 
 ここからは、幹事のよしだ青年にバトンタッチです。
 



 
 はじめまして。次回ネタバレ円卓会議で幹事を務めます吉田(@yoshida222320)です。
 早速ですが.、一次会、二次会それぞれ以下のように予定しています。
 

一次会「キャリー&キャリー ネタバレ円卓会議」
 ・参加条件 小説『キャリー』を読み、映画『キャリー』を観た人
 ・日時 11月3日 (土) 14:00〜17:00
 ・場所 新宿周辺
 ・会費 500円
 
二次会
 ・参加条件 お腹すいてる人
 ・時間 一次会後、18:00ごろから
 ・会費 4000円前後

 
 どちらか一方だけの参加も歓迎します。
 参加申込、お問い合わせは yoshida222320@gmail.com までお気軽にどうぞ。ツイッター経由でも結構です。
 会場を予約する都合上、申込は 10月15日(月) までとさせていただきます。
 
 今回テーマに何故『キャリー』を選んだかと申しますと、上でゆいーさんも書いておられる通り、もともと『アンダー・ザ・ドーム』について語り合いたくて始まったこの集い、3回目にはキングの息子ジョー・ヒルの作品を取り上げたこともあり、この辺りで一度デビュー作『キャリー』を初心に返って読み直し、作家スティーヴン・キングの足跡をたどるのも意義があることなのではないか、そして映画も同時に扱うことで数多く映像化されているキング作品の魅力に迫り、ひいては小説と映画の表現媒体としての特質の違いを考察しようとかそういう面倒くさいことは全く考えず、前回の二次会で「なんか『キャリー』のリバイバル上映あるらしいですよ」「じゃあ次それにしよう」「リメイクされるし」という流れでなんとなく決まりました。いつもそんな感じです。
 
 映画『キャリー』の上映についてはこちらを御覧下さい。
 午前十時の映画祭 http://asa10.eiga.com/2012/theater/208.html
 参加のために無理に映画館で観る必要はありません。 VHS、DVD、TVでもなんでも大丈夫です。
 
 それでは、丸テーブ…否、円卓でお待ちしております。
 

キャリー (新潮文庫)

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アンダー・ザ・ドーム 上

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アンダー・ザ・ドーム 下

アンダー・ザ・ドーム 下

死刑囚 (RHブックス・プラス)

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ホーンズ 角 (小学館文庫)

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Carrie: The Musical

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