【随時更新】翻訳ミステリー最新インフォメーション

島田荘司推理小説賞クラウドファンディング始動!(執筆者:文藝春秋・荒俣勝利)

【写真】第3回島田荘司推理小説賞授賞式から。左から胡傑さん、島田さん、文善さん 2009年、本格ミステリーの未来を切り拓く才能を華文(中国語)世界に求めた、島田荘司推理小説賞(以下、島田賞)が始まりました。 賞を主催するのは台湾の皇冠文化出版有…

【再掲】瀬名秀明氏提供・特別プレゼントのお知らせ

当サイトにてフランスの偉大なミステリ作家ジョルジュ・シムノンの作品の攻略作戦を「シムノンを読む」で遂行中の瀬名秀明さんから、このたび「サイト愛読者の方々へのプレゼントにしてほしい」と貴重な書誌本をご提供いただきました。 Het Zwarte Beertjes …

【注目】瀬名秀明氏提供・特別プレゼントのお知らせ

当サイトにてフランスの偉大なミステリ作家ジョルジュ・シムノンの作品の攻略作戦を「シムノンを読む」で遂行中の瀬名秀明さんから、このたび「サイト愛読者の方々へのプレゼントにしてほしい」と貴重な書誌本をご提供いただきました。 Het Zwarte Beertjes …

〈翻訳ミステリーお料理の会〉第4回調理実習レポート ピッツア奮闘記(執筆者・芹澤恵)

初夏の爽やかな風が心地よい5月中旬の日曜日、翻訳ミステリーお料理の会は第4回の調理実習を行いました。今回は、パトリシア・コーンウェルの『検屍官』シリーズから、スカーペッタのピッツアと『真犯人』でスカーペッタの姪のルーシーが“伯母さん”にふる…

〈ことばの魔術師 翻訳家・東江一紀の世界〉書店フェア&トークイベント&読書会のお知らせ

第1回翻訳ミステリー大賞受賞作『犬の力』をはじめ、数々の名作の訳者であった東江一紀(あがりえ・かずき)さんが逝去なさったのは、去年の6月21日のことでした。 このたび、一周忌の時期に合わせ、東江さんの訳書を多くの人に読んでもらいたいと考えた有…

翻訳ミステリーお料理の会、第4回調理実習のお知らせ

追記(2015-05-04) おかげさまで満席となりましたので募集を締め切ります。キャンセル待ちを希望される方は mys.cooking@gmail.com までご連絡ください。 こんにちは。しばらくご無沙汰していた翻訳ミステリーお料理の会ですが、春の訪れとともに冬眠から覚…

「はじめての海外文学フェア」店頭配布冊子データ公開!

ふだんあまり翻訳書を読まない人に向けての「はじめての海外文学フェア」が、1月下旬から全国の書店店舗で開催され、各所で盛りあがりました。このフェアでは、推薦者50人全員のコメント全文が載った冊子が店頭に置かれ、そのあまりにも充実した内容に、な…

2015.3.21(土) 杉江松恋の「君にも見えるガイブンの星」#26 イーヴリン・ウォー特集(執筆者:杉江松恋)

倉本さおり・杉江松恋が世界のさまざまな文学に挑む「君にも見えるガイブンの星」、2月はお休みしておりましたが、その分充電して再開いたします。 今回とりあげるのは、先日吉田健一訳の『ピンフォールドの試練』が復刊されたイーヴリン・ウォーです。作家…

【再掲】第3回読者賞のお知らせ(全国翻訳ミステリー読書会連合)

巷ではTwitter文学賞とか日本翻訳大賞とか、翻訳小説に絡んだ賞の話題が飛び交っておりますが、こちらもまたまた懲りずにやります。第3回翻訳ミステリー読者賞の詳細告知です。 この賞は、数年前、翻訳ミステリー大賞のコンベンションに出席した一般参加者(…

第3回読者賞のお知らせ(全国翻訳ミステリー読書会連合)

巷ではTwitter文学賞とか日本翻訳大賞とか、翻訳小説に絡んだ賞の話題が飛び交っておりますが、こちらもまたまた懲りずにやります。第3回翻訳ミステリー読者賞の詳細告知です。 この賞は、数年前、翻訳ミステリー大賞のコンベンションに出席した一般参加者(…

「はじめての海外文学フェア」開催!(執筆者・酒井七海[丸善津田沼店])

はじめまして、千葉県で書店員をしている酒井と言います。 ただ今、ふだんあまり海外文学を読まない方々に向けて、『50人に聞きました!老いも若きもまずはこの1冊から はじめての海外文学フェア』というフェアを開催に向けて準備しているところです。 海…

【訃報】水玉螢之丞さん

すでに主要全国紙をはじめ各メディアで報じられていますが、漫画家でイラストレーターの水玉螢之丞さんが2014年12月13日に死去されました。享年55歳。 SFマガジンをはじめとする多くの雑誌で連載を担当されていましたが、当「翻訳ミステリー大賞シンジケー…

潜入!北欧ミステリーフェス2014!【地の巻】 (執筆者:マライ・メントライン)

【写真】会場の立教大学 ©Marei Mentlein 先日行われた北欧ミステリーフェス2014につきまして、ドイツ大使館文化サイト「Young Germany」にレポート記事を書きました。 媒体の性質上、上記記事【天の巻】はどうしても一般論的な内容にならざるを得ません。実…

12月21日(日)はトマス・ピンチョンの日ですよ!(文責・杉江松恋)

せーの。 ニューヨークに行きたいかー! じゃなくて。 トマス・ピンチョンは怖くないんでーす! 先日、日本翻訳大賞の設立が発表されて話題になりましたが、その候補としてぜひとも推薦したいのが佐藤良明によるトマス・ピンチョン『重力の虹』新訳です。 原…

北欧ミステリー・フェス2014開催のお知らせ・その2 作家からのメッセージ

本日午前中に【北欧ミステリー・フェス2014開催のお知らせ・その1 大使館だより】でお知らせした北欧ミステリー・フェス2014のため来日されるレーナ・レヘトライネン氏から直筆メッセージ、カミラ・レックバリ氏からはサイン入りのタイプメッセージをいただ…

北欧ミステリー・フェス2014開催のお知らせ・その1 大使館だより

日本においても北欧ミステリーがここ数年大きなブームとなっています。 それを記念し、北欧5ヶ国(アイスランド、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランド)の大使館が共同でイベントを企画しました。 かの国のミステリーについて、そして知っ…

14.10.25(土) 杉江松恋の「君にも見えるガイブンの星」#22 イアン・マキューアン特集(執筆者:倉本さおり・杉江松恋)

倉本さおり・杉江松恋が世界のさまざまな文学に挑む「君にも見えるガイブンの星」、偶数月の今回は作家特集でお送りします。 とりあげるのは新刊『甘美なる作戦』が出たばかりのイアン・マキューアン。『最初の恋、最後の儀式』でサマセット・モーム賞を獲得…

クナウアー『バッハ 死のカンタータ』を語る会開催!(執筆者・藤田伊織)

バッハ 死のカンタータ―音楽ミステリー作者: セバスティアンクナウアー,Sebastian Knauer,藤田伊織,帶純子出版社/メーカー: 大成出版社発売日: 2014/01/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る 半年ほど前に大成出版社より翻訳が出版されまし…

〈翻訳ミステリーお料理の会〉第3回調理実習レポート ルバーブってなに?(執筆者・芹澤恵)

金木犀の香る10月初めの土曜日、翻訳ミステリーお料理の会は第3回の調理実習を行いました。台風の足取りが気になるところでしたが、幸いなことに当日はお天気もそこそこ良好。これも世話人一同の……ではなく、ご参加くださったみなさまの日ごろの心がけの…

中国語短篇ミステリが電子書籍で出版!(執筆者・稲村文吾)

はじめまして、中国語のミステリを読み、日本で紹介する活動を行っている稲村文吾と申します。今回はこの場をお借りして、新しく翻訳が発表される中国語ミステリのご紹介ができることとなりました。 台湾を拠点とした「島田荘司推理小説賞」の開催、2009〜20…

アゴタ・クリストフ特集のご報告&14.10.8(水)「君にも見えるガイブンの星」#21ご案内(執筆者:杉江松恋)

去る9月21日(日)、東京都内のCafe Live Wireにてアゴタ・クリストフ『悪童日記』原作映画公開の記念イベントを開催しました。ゲストはもちろんクリストフ訳者である堀茂樹さん。1995年に作者が来日した際には、約2週間にわたって行動も共にされました。日…

翻訳ミステリーお料理の会、第3回調理実習のお知らせ【再掲】

ハウスワイフ2.0作者: エミリーマッチャー,Emily Matchar,森嶋マリ出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2014/02/24メディア: 単行本この商品を含むブログ (7件) を見る【残席わずかです。お申しこみはお早めに】 こんにちは。まだまだ夏の太い尻尾が残っていま…

11月15日、ノルウェー&スウェーデンのミステリーを語り倒します。(執筆者・ヘレンハルメ美穂)

みなさま、いつもとってもお世話になっております。スウェーデン語の翻訳をしておりますヘレンハルメ美穂です。 さっそくですが、今年6月、こちらのサイトで「ほっこりしない北欧案内」という、北欧ミステリー・社会をテーマとした連載をさせていただきまし…

横浜読書会出張版・鎌倉読書会2014のお知らせ

今年もやります、鎌倉読書会! 10月は少し足を伸ばして、古都鎌倉で横浜読書会を開催します。 課題書にはコナン・ドイルによるシャーロック・ホームズシリーズの長編『バスカヴィル家の犬』を取り上げます。 バスカヴィル家の犬―新訳シャーロック・ホームズ…

14.9.13(土) 杉江松恋『路地裏の迷宮踏査』刊行記念トークに若島正氏降臨!(執筆者:杉江松恋)

杉江松恋です。 私事ではございますが、過日「ミステリーズ!」に長きに渡り連載しておりましたエッセイを『路地裏の迷宮踏査』として刊行いたしました。 これは平たく言えばゴシップ集です。海外のミステリー作家の経歴や身辺のよしなしごとを調べ、作品が…

14.9.19(金) 杉江松恋の「君にも見えるガイブンの星」#21 7〜9月新刊レビューバトル(執筆者:杉江松恋)

「君にも見えるガイブンの星(ガイブン酒場改め)」とは、本来はミステリー・プロパーの読者である杉江が、世界のさまざまな文学を読むことに挑戦してみたいと考えて始めたイベントです。その月以降に出る外国文学を早読みし一足先に内容をご紹介するという…

14.7.19「君にも見えるガイブンの星」レビューバトル・レポートその1(執筆者:倉本さおり・杉江松恋)

すっかりおなじみになった「君にも見えるガイブンの星」イベント、7月開催の前回からは、奇数月が新刊紹介、偶数月が作家特集という形にモデルチェンジいたしました。 新刊紹介の回では、杉江松恋と倉本さおりがそれぞれ作品を分担し、テーマに沿って1冊ず…

翻訳ミステリーお料理の会、第3回調理実習のお知らせ

【10月2日追記】本日をもって、参加申込を締め切らせていただきました。 ハウスワイフ2.0作者: エミリーマッチャー,Emily Matchar,森嶋マリ出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2014/02/24メディア: 単行本この商品を含むブログ (7件) を見る こんにちは。まだ…

【再掲】徳島特別読書会 開催!(執筆者・越前敏弥)

四国で読書会をやりたい…… 全国15か所で各地方読書会が開催され、どの地域も大にぎわいとなったいま、全国読書会仕掛け人としてのいちばん切なる願いはそれでした。右側の「翻訳ミステリー読書会全国MAP」をご覧になればおわかりのとおり、四国ではまだシ…

徳島特別読書会 開催!(執筆者・越前敏弥)

四国で読書会をやりたい…… 全国15か所で各地方読書会が開催され、どの地域も大にぎわいとなったいま、全国読書会仕掛け人としてのいちばん切なる願いはそれでした。右側の「翻訳ミステリー読書会全国MAP」をご覧になればおわかりのとおり、四国ではまだシ…